太陽光発電の設置工事のこと

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太陽光発電システムを設置する際には、事前に効率的に発電できる設置方向や設置場所の状況などを確認したうえで、信頼できる業者による設置場所に適した設置方法で設置工事を行うことが重要です。

事前に設置場所の現地調査をしてくれる業者も多いので、積極的に活用したいところです。

空き地や倉庫の屋根などの有効活用

太陽光発電は太陽の光エネルギーを電力に変えるもので、化石燃料のように資源が限られず環境汚染の心配もないエコでクリーンな再生可能エネルギーの1つです。

これまでも日本での太陽光発電の導入実績はドイツと並んで世界をリードするものでしたが、太陽光発電を含む再生可能エネルギーで発電した電気を一定の期間固定単価で電力会社に売却できる「固定価格買取制度(FIT)」の開始により、太陽光発電システムの普及が加速しました。
発電出力が10kW未満の住宅用太陽光発電システムの場合、発電された電力を家庭内の家電製品などに供給することができ、消費電力よりも発電電力が上回った場合はその分を電力会社に買い取ってもらうことができます。

太陽光発電システムの導入に対する助成金や発電された電気の買い取り制度(固定価格買取制度)によって、個人の資産運用の1つとして、空き地や倉庫の屋根などを活用した発電事業を手掛けるケースも増えています。

太陽光パネルの設置以外にメーターの取付なども

太陽光発電システムの設置工事は、効率よく発電できる角度や方向を考慮しながら、できるだけ日当たりの良い場所に発電パネルを備え付けます。
全量買取制度の対象となる発電容量が10kW以上のシステムを設置する場合には空き地などの野立設置もありますが、発電容量が10kW未満の住宅用太陽光発電の場合は、住宅の屋根や屋上に設置するのが一般的です。

大まかには、発電に必要な太陽光電池のパネルを載せる架台と、それを固定する金具の取り付けが行われます。これと並行して屋内外の配線や、電力会社に売電するためのメーターを設置する電気工事も必要です。

設置工事を行うためには事前に現地調査も必要で、詳細な確認項目があります。
どこでもすぐ、簡単に太陽光発電システムが導入できる訳ではなく、設置予定の建物が古いなど、場合によっては設置できないこともあります。
この事前調査の対応によって施工業者を選ぶのも方法の1つです。

屋根材によって異なる工法

設置工事の方法もさまざまで、設置場所によっても太陽光パネルの設置工法が異なります。
一般的な住宅であれば、代表的な工法として、瓦屋根の場合の「支持瓦工法」「支持金具工法」、ストレート屋根に用いられる「キャッチ工法」、どちらでも対応可能な「アンカー工法」などがあります。それぞれの工法の特徴は次の通りです。

支持瓦工法

設置場所の瓦を外し、金具がセットになった専用の瓦に置き換える。
屋根に穴を開けず、設置が容易。費用が高め。

支持金具工法

瓦の隙間から金具を差し込み、屋根板にビスで固定する。
工賃が抑えられ、見た目もよい。古い瓦の場合は割れる恐れも。

キャッチ工法

屋根材を金具で挟み、ボルトで固定する。
屋根を傷つけず、穴も開けないので雨漏りの恐れがない。
設置や保障に制限がある場合も。

アンカー工法

屋根に直接、金具を取り付ける。
しっかりと固定され、重さで外れる心配がない。
コーキング材による雨漏防止を施す。降雪地域に向く。

以上の工法は、いずれも既存の住宅に後付けで設置工事を行うものです。後付けの設置では金具を固定する際、屋根などに穴を開ける必要もでてきます。

太陽光パネル設置後のトラブルを避けるために

太陽光発電システムの急速な普及にともなって施工業者が不足しているため、屋根の破損や雨漏りなどのトラブルが増えています。

特に雨漏りの場合は、設置して数年経てからの被害も少なくありません。トラブル事例の急増で、資源エネルギー庁や自治体などから注意喚起がなされています。太陽光発電システムは、一度設置すると基本的にメンテナンスが必要ないため、最初の設置工事は非常に重要です。
システムを導入するときは、初期費用を抑えることだけに惑わされず、品質の高い設置工事を見極めて業者を選ぶことが大切です。