太陽光発電システムのメンテナンス

太陽光発電を始める前に見るサイト

今から始める太陽光発電

太陽光発電システムも定期的な点検を

太陽光発電システムは比較的寿命が長くメンテナンスが簡単といわれています。メンテナンスについては、あくまでも“簡単”なのであって不要な訳ではありません。
太陽光発電システムの定期点検は義務ではありませんが、実施することが推奨されています。

太陽光発電システムはメンテナンスフリーということも言われますが、これは頻繁に壊れたり故障することがなく修理などが不要の場合が多いという意味で、太陽光パネルより耐久年数が短いパワーコンディショナーなどには先に不具合が生じたりもします。

精密機器である以上は、100%故障がないという保証はありませんし、経年劣化による性能低下は免れません。いずれにしても太陽光発電を設置した後は、定期的な点検・メンテナンスが推奨されています。

太陽光発電システム保守点検ガイドライン

定期点検は設置工事の契約にもよりますが、一般に設置業者が行います。JIS(日本業規格)や民間のガイドライン(太陽光発電システム保守点検ガイドライン)によって、例えば10kW未満のシステムの場合は、設置後1年の点検と、その後に4年ごとの点検が定められており、点検内容の具体的な内容も決められています。

また、点検はJPEA認定PV施工技術者もしくはメーカー認定技術者が行うことになっているため、保有資格を確認することも大切です。ちなみに、設置業者は資格保有者もしくは認定技術者がいないと代理店契約を結べないことになっています。

参考:JPEA 太陽光発電システム保守点検ガイドライン【住宅用】(PDF)

参考:JPEA 太陽光発電システム保守点検ガイドライン【10kW以上】(PDF)

設置業者によっては定期点検は無料も

メンテナンスで大切なのは、発電パネルや接続箱などの「製品点検」、パワーコンディショナーや昇圧ユニットの動作確認をする「運転点検」、電圧や絶縁抵抗、発電量の「数値測定」。さらに太陽光パネルの高圧洗浄を行う場合も少なくありません。点検の作業項目は細かく分かれており、メンテナンスの契約内容によって異なりますし、オプションの項目もあるため、点検・メンテナンス費用も変わってきます。

設置業者による定期点検は、無料サービスとなっている場合が多くみられますが、有償の場合は1回の点検・メンテナンスで1~2万円程度が相場です。このほか、修理が必要となった場合はパワーコンディショナーで10万円前後、メーターは1万円程。また保証期間の延長に2万円前後がかかります。

近年では、太陽光発電の保守・メンテナンスを専門に提供するサービスもあり、こうした会社を利用するのも方法の1つです。発電量の監視システムで、異常を察知すると緊急対応してくれるサービスもあります。

日頃から発電量の確認を

業者によるメンテナンスも大切ですが、設置者が自ら行えるメンテナンスもあります。太陽光発電システムの不具合を気づく手がかりとして発電量の確認が有効です。発電モニターや明細などで日々や月々の発電量をチェックし、ちょっとした変化に気づけるようにしましょう。

太陽光発電の機能低下を抑えるためは、普段から自主的な「日常点検」を行うことも重要です。チェックするのは「発電パネルや架台」「パワーコンディショナー」「内外のケーブル」「接続箱」など。注意する点は以下の通りです。

汚れや傷破損や欠損腐食・配線外れ異音や振動・異臭

太陽光パネルの掃除で発電量を維持

自分で簡単にできる太陽光発電システムのメンテナンスの一つが、太陽光パネルの掃除です。

発電パネルの汚れは、売電収入を大きく左右する発電量に直接影響します。蓄積された汚れはパネルの表面を覆ってしまうため、発電効率の低下を招くことになるのです。その影響は発電効率が年間5~10%も低下するほどともいわれています。

パネルは屋根の上で終始外気にさらされているため汚れを防ぐことは難しく、表面をガラス製として雨で洗い流される工夫がなされています。しかし、設置角度によっては蓄積されやすく、雨の少ない時期には洗い流されることはありません。汚れは砂やホコリ、花粉・黄砂など大気汚染物質などがこびりついたり、鳥の糞など油分の多い汚れは特に落ちにくいものです。

発電効率を考えると発電パネルの洗浄も重要なポイントといえます。ただし、多くのメーカーでは「清掃は必要ない」とのスタンスで、また、清掃の際には水洗いが基本となりますが高圧洗浄機の使用は避けるようにします。