太陽光発電のデメリット

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太陽光発電には様々なメリットがあります。環境負荷の少ない再生可能エネルギーとして話題を集めるなか、どうしても魅力的な部分にばかり目が向きがちですが、まったくデメリットがないわけではありません。ここでは太陽光発電のデメリットについて確認しておきます。

太陽光発電システムは導入費用が高額

太陽光発電設置のデメリットとして最大といえるのが初期費用の高さでしょう。太陽光パネルなどシステムそのものも高額ですし、設置工事なども含めた導入費用は安くはありません。

住宅用システムの場合その価格の相場は、設置するシステムの発電容量にもよりますが、設置費用込みで1kWあたり30から35万円前後といわれています。小規模なものでも数十万円はかかりますし、一般的には100万円以上となり、9kWのシステムであれば300万円を超える場合も少なくありません。

それでも1kWあたり100万円はしていた10年前よりは格段に安くなっていますし、今後も価格が下がることも考えられます。初期費用についてはローンの活用が一般的ですが、頭金の準備を検討することも必要です。また、2011年から国による助成、地方自治体の補助金や低金利融資などが行われているので、設置費用を安くすることができます。

住宅用の太陽光発電の設置にあたっては自治体によって補助金制度がある場合があり、実質的に設置費用を安く抑えることもできます。また、容量10kW以上の産業用太陽光発電システムの場合エネルギー環境負荷低減推進税制(グリーン投資減税)が適用される場合があります。

天候などに左右されやすい発電量

太陽光をエネルギー源とした発電は天候に左右されます。このため、日によって発電量に差が出て安定しないこともデメリットの1つです。

天候や季節、時間によって変わる発電量

真っ暗でない限りは太陽光が当たるので、曇りや雨の日でも発電は可能ですが、晴れの日よりも発電量は少なくなります。発電量は晴れの日と比べて、曇りの日で2分の1~10分の1、雨の日には5分の1~20分の1程度といわれます。地域によっても発電量が変わってきますので、設置を希望する場所の日射量など十分な調査が不可欠ですし、見積の際にはしっかりとシミュレーションしてもらうことが大切です。

当然のことですが、夜間には光がなくなるため発電はできません。太陽光発電システムには蓄電の機能が備わっていないため、昼間に発電した電力を夜に使うことも不可能です。最近では大型の蓄電池(リチウムイオン電池)も販売されているため、別途これを設置すれば通常の電気代を格段に節約できますが、大型の蓄電池は価格も高くなります。

長期間使用することを踏まえてメンテナンスを

また、少ないとはいえメンテナンスも必要となります。故障や機器の不具合による発電量の低下は保証期間内は無料で行えるケースが多いのですが、出来るだけ早く設置費用を回収するためにも、メンテナンス必要が無いとされる太陽光発電システムでも、定期的なメンテナンスで発電量をできるだけ維持することが大切です。

太陽光発電システムの耐久年数は、20~30年と比較的長いといわれています。しかし、例えば太陽光発電を新築で設置する場合、高い初期費用をかけても家屋より先に太陽光発電システムが寿命を迎えることになります。発電パネルは半永久という話もありますが、時を経れば汚れなどで発電量が低下することもあります。
また、パワーコンディショナーの寿命は10年から15年とされていますので、太陽光発電システムを使い続けるにはパワーコンディショナの交換も必要となります。

長期間使用することを踏まえてメンテナンスを

その他のデメリットとしては、申し込みから設置まで時間がかかる点があります。販売・設置業者を探したり、現地調査や契約、設置工事まで、手軽なものではありません。設置までの時間はそれぞれのケースによって異なりますが、最短でも2~3か月は見込んでおく必要があります。

商品によっては、戸建てや持家でないと設置できない場合もありますし、設置してしまうと引っ越しがしにくくもなります。工事の不備で雨漏りをするなどのトラブルも少なからず発生しているのも事実です。こうした細かなリスクも考慮した上で、太陽光発電の導入は慎重に進めなければなりません。